合宿免許コラム
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車の「寒冷地仕様」は普通の車と何が違うの

寒冷地仕様

寒冷地仕様の車の違いその1 【寒さによる不具合の防止】

寒冷地仕様の車とそうでない車の値段を見ると、その違いに気づくはずです。もちろん寒さによって車がダメージを受けることを考え、特別な仕様であることは理解できますが、具体的な違いについて考えたことのある人は少ないかもしれません。
まず一般車と異なる点は大きく分けると2つで、寒さによる不具合防止と補強です。寒い季節に入ると車のエンジンのかかりが悪くなることがあります。特に寒い地域ではこのようなことが起こりやすく、朝の出勤に時間がかかってしまうことがあります。こうしたことを防ぐために、寒冷地仕様の車はバッテリーのサイズが大きかったり、2つのバッテリーを搭載することが可能であったりするのです。またサイドミラーが凍り付いてしまわないようにヒーターがついていたり、強めの車内暖房が設置されていたり、エンジンの温度を下げるクーラント液が凍らないよう特別なものが使用されています。こうした設備のおかげで寒冷地でも安心して車を運転することができるのです。

寒冷地仕様の車の違いその2 【補強】

寒冷地仕様の車には寒さが及ぼす車へのダメージを避けるための工夫が施してあります。
まず注目できるのはワイパーです。ワイパーのゴムは寒さにさらされると硬化し、雨や雪を弾かなくなります。このような状況を避けるために、ワイパーには特別なゴムが使用されてるのです。また意外と知られていないことですが、寒冷地仕様の車の塗装は一般車と違い、特別な塗料が使用されています。その理由は寒冷地の道路にあります。寒冷地では道路が凍りやすく、これが事故を招くことがあります。こうした事態を避けるために、凍結防止剤を頻繁に撒きます。しかしこの凍結防止剤は車の塗装を溶かしてしまうことがあるのです。そのため寒冷地仕様の車には凍結防止剤の影響を受けない塗料が使用されているのです。このような違いが寒さによるダメージから車を守ってくれるのです。

寒冷地仕様の車の違いについては理解できたけど、一般車を寒冷地で運転できないの?

寒冷地仕様の車と一般車の違いについては理解できました。しかしここで一つの疑問が生じます。 それは一般車を寒冷地で運転できないのかというものです。答えは「一般車でも寒冷地で運転できる」です。しかし先にも考慮したように、極寒の地で車を運転すると様々なトラブルが生じかねません。それがいつ生じるのか、それともトラブルを経験せずに車に乗り続けることができるかは予測がつきません。またトラブルが発生した場合は修理に必要となる費用を支払わなければなりませんので、出費がかさむことになります。このような状況を考えると、寒冷地仕様の車は安心して運転することができます。そのため寒冷地に長期間滞在することが決定している人は、そのための設備が整っている車を購入することがおすすめです。寒冷地仕様の車と一般車の違いはそれほど大きなものではありませんが、これらの違いが寒冷地でのスムーズな運転に大きく貢献するのです。

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