免許合宿の安い時期はいつ？費用を抑えてお得に参加する方法

免許合宿に行こうと検討される方の多くはパンフレットやホームページなどで情報（地域、料金、宿泊施設、入校特典、その他必要なお金など）を確認し、その中から行きたい教習所を決めるのが一般的です。行きたい教習所を検討する過程で、料金の設定が複数あることに気づかれると思います。その料金設定と入校日の関係を理解した上で参加する時期を決めると免許合宿の参加料金が安くなることにつながります。ここではその理由とおすすめの参加時期をご紹介いたします。

教習所は運転免許に関することを教える学校でありながらも一般企業ですから利益を追求するのが当たり前。教習所は繁忙期と閑散期において入校者数の差が激しく、入校生で混雑する繁忙期に合わせ指導員の数を増やせば閑散期は暇になり経費の無駄が多くなってしまいます。繁忙期・閑散期問わず忙しくなれば企業的にメリットが大きいといえます。免許取得人口の少ない地域の教習所が人口の多い都市圏から生徒を募集しようと考えられた仕組みが免許合宿です。免許合宿に参加される方の多くは高校生や大学生、専門学校生なので、入校希望者が多い「春休み、夏休み、冬休み」の時期は高めに料金を設定し、逆に学生が少ない時期には安く料金を設定するという季節変動型料金としている合宿校がほとんどです。

以下の画像は当センター提携の某教習所の普通車の料金表例です（5月1日～11月30日期間の料金）。

5月～7月中旬、9月中旬～11月は閑散期といわれる時期なので、1シーズン体系で料金も安くなっております。しかし、7月中旬～9月中旬の期間は学生が休みとなる時期なので料金は高くなります。また、学生の休み開始の時期がそれぞれ学校によって違うため、2ヶ月の間でも3シーズンに分かれております。シーズナリティという季節変動型の料金設定は通学と免許合宿の大きな違いのひとつでもあります。

結論として、春休み・夏休み・冬休みなど学生が休みでない1月・4月～7月中旬と9月下旬～12月上旬の閑散期に参加するのが一番安く免許を取得できることになります。

免許合宿の料金を安くする方法の二つ目は、宿泊プランの選択となります。宿泊を伴う旅行を思い浮かべていただければ簡単。宿舎の種類や部屋のグレードにより旅行代金は変わるはずです。免許合宿においても同じ仕組みとなっています。免許合宿で宿泊する宿タイプ（寮、賃貸アパート、賃貸マンション、旅館、ホテルなど）はいろいろありますが、どの宿タイプを利用するのかは教習所によって違います。料金設定で安いのが寮、そして一番高いのがホテルとなります。寮の設備が悪いとかではなく、寮は教習所が運営している宿泊施設ということから経費が少ないという理由です。ですから参加費用を安くしたいという方は寮がある教習所をお選びください。また、自炊プランといって食事がつかないまたは昼のみ食事が付くプランがあります。食事がつかない分、参加料金の設定が安くなっておりますので、料理が自慢という方はこのプランに挑戦してみてください。ただし、料理をさぼると3食付プランより高くなる場合がありますのでご注意を！

宿タイプと合わせ部屋タイプによって参加料金が変わります。以下の表は参加人数により利用できる部屋タイプの例となります。

参加人数により利用できる部屋タイプが変わりますが、一番安い部屋タイプは「相部屋」です。次に安いのはフォースルーム、トリプルルーム、ツインルーム、シングルルームの順となります。宿タイプと合わせ選びます。
結論としては、宿タイプは「寮」＆部屋タイプは「相部屋」の組み合わせが、免許合宿で一番料金が安くなるプランです。

前に述べた通り、免許合宿の料金は申し込みの少ない閑散期が一番安く設定されています。
その閑散期の料金よりもさらに安く免許が取れるのがキャンペーンやセールの利用となります。これらは教習所が独自に行うサービスで、特に入校生が少ないタイミングで実施されることが多くなっています。しかし、繁忙期でも入校者数を見込めない時はスポット的に料金を相場よりも下げて入校者を募集するといった教習所もあります。
キャンペーンの多くは料金を下げるだけでなく部屋タイプにおいても一人で利用できるシングルでの設定が多くなります。キャンペーンを利用すれば通常一番高いシングルを一番安い料金で参加が可能となります。これはかなり費用の削減につながります。普通車の免許合宿に参加の方には、2名や3名でのグループ参加だと割引があったり、学生だと学割が利用できたりします。また、決められた日までに申込みをすると早割という名目で割引があったりします。これらを有効に活用することで最大15,000円もの割引を受けることが可能となります（教習所により利用できる割引や割引額は異なります）。
当センターでは地域ごとに分けられたセール・キャンペーン一覧「合宿免許 格安・激安 インターネット割引 期間限定セール」というページがありますので、合宿教習を希望される方は参考にしてください。

免許合宿で費用を抑えるためには、免許の種類の違いによって費用が異なるという点についても覚えておく必要があります。

●合宿費用はAT車とMT車で異なる

免許合宿では多くの人がMT車免許かAT車限定免許を取得しますが、このうちAT車限定免許は費用がはるかに安くなっています。これはMT車免許のほうが都合上取得までにかかる日数が多く、宿泊日数が延びることから、その分の宿泊費が上乗せされるためです。将来的にMT車を運転する可能性があるのであれば、費用が高くなってもMT車に対応した免許を取得するのが望ましいです。しかし、そうでない場合はAT車とMT車それぞれのメリットをよく比較し、自動車の利用目的などから取得する免許の種類を選ぶのがよいでしょう。

ただし、AT車限定の免許でMT車に乗る場合は限定を解除しなければならず、そのためには新たに運転免許試験場で試験を受けるか、自動車教習所に通って教習を受ける必要が生じ、余計な手間が増えてしまうばかりか追加で費用もかかってしまいます。そのため、免許の種類選択で費用を抑える際には、将来のこともしっかりと考える必要があります。

●検定試験の再試験には追加料金が発生する

一方、免許合宿の料金には基本的に1度目の検定試験費用が含まれていますが、再試験は別途料金が発生するということも覚えておかなければなりません。この対象となるのは、技能試験、修了検定、仮免学科試験、卒業検定など複数あり、これらで不合格になるたびに追加料金が発生すると認識しておいたほうがよいでしょう。

また、これらの試験で不合格になり続けると卒業時期が延びます。このような事態が起きてしまうと、せっかく安い時期を選んで早めに免許合宿に参加しても、費用が嵩んでしまいトータルで費用が高くなってしまう可能性があるため注意が必要です。

このことから、免許合宿を通して自動車免許を取得する場合は、教習で習ったことをしっかりと復習し、1度で合格できるようにすることも費用を抑える上では重要となります。また、自動車教習所によっては再試験や延泊の追加料金がかからない延長保証プランを用意しているところもあるため、最短で試験に合格する自信のない方は利用を検討するのもよいでしょう。

続いては免許合宿での自動車免許の取得を考えている方におすすめしたい閑散期の利用に適した自動車教習所をご紹介します。

●米沢ドライビングスクール【山形県】

●京都峰山ドライビングスクール【京都府】

合宿免許の参加費用をできるだけ安くするための方法をいくつか述べてきました。入校時期を優先するのではなく、料金を優先される方は以下の内容を参考にしてお安くお得に免許を取得できるようご検討してみてください。200,000円強で運転免許を取得できる、なんてことも十分可能かも！？

合宿免許で安く免許を取る方法をまとめ